物語における偶然性と奇跡について（文学#67）
偶然は、ほんとうは偶然ではないのだというアークを描ければ、観客はそこに奇跡をみるのかもしれない。
「文学を考える」一覧
「意識の海」について（文学#66）
これは僕（イルカ）が『聴こえる』に載せた文章です。「意識の海」については文学として今後、追究していくつもりなので、ここにも転載しておきます。
作者の「言魂」（文学#65）
文学フリマのような場所へ行くのは、プロの商業的な手垢にまみれた物語ではなく、作者の魂のこもった文学に出逢いたいから。
６語の物語（文学#64）
アーネスト・ヘミングウェイは自分の筆力をもってすれば小説１冊文の力をたった６語に込められると豪語した。その６語とは……
物語における最適解（文学#63）
人類的価値のある物語というものがある。多くの人にはわからない。理解もできない。しかし、そういう物語は確かに存在する。気づいてしまった作家は、書かなくてはならないのだと思う。それは使命とか宿命のようなものだ。
言葉の意味について（文学#62）
真に文学的なものとは、構成の領域で言えばコズモゴニックアークを辿り、表現の領域で言えば剥離された言葉を持つものです。
「小説の構想」について（文学#61）
山は登り尽くされている。誰も登ったことのない山など、残されていない。それでも新しい登り方はある。それが「小説の構想」ではないか。
「対話」を生むために（文学#60）
「対話」は「きちんと聴くこと」と「きちんと話すこと」。
「剥離」された言葉（文学#59）
命名することで、何となく安心したり、それについて思考できるようになったりする。この対義語として、今回考えるのが「剥離」という言葉である。意味を限定するのが、言葉の「固着」であれば、意味をあやふやにして再定義を促すのが「剥離」である。
物語創作の学び方（文学#58）
どんなジャンルであれ、新しいものを学ぶとき、まずは学校のような教育機関を使うのは、とても便利だと思います。