ログラインを考える3「主人公の願望と旅」

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前回は「ラスト」を決めることで「テーマ」が浮き彫りになることをお話しました。
その「テーマ」を背負っているのが「主人公の変化」です。

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のルーク・スカイウォーカーは血気盛んで田舎暮らしを嫌がって星から出たいと思っていて、オビ=ワンとともに旅にでてデス・スターを破壊して勝利をおさめます。これはルークという若者の成長物語です。
(※スターウォーズはSF冒険活劇といえますが、それは設定や世界観によるジャンル分けで改めて別に解説します。ここではあくまで主人公の変化を通してのテーマを考えます。)

『トイ・ストーリー』のウッディは、持ち主のアンディの一番のお気に入りになりたいと思っていて、新しいオモチャのバズと反目しますが、家へ帰るための旅をへて、友情を深め、考えも改めます。これはウッディの精神的な成長物語であり、バズとの友情物語でもあります。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ・マクフライについては見落としがちですが、映画の前半部分で歴史を変えたいと思っています(history is gonna changeというセリフがあります)。それはロックミュージシャンを目指す若者としての気持ちとして語られたものですが、タイムスリップという旅を通して歴史を変えてしまうことで達成されます。

やや説明が長くなりましたが、どのストーリーにも共通する今回のポイントは「○○したいと思っていた主人公」が「○○の旅」を経て変化したということです。これが主人公の変化を起こすポイントです。「旅」については次回、解説します。

★まとめ:
・主人公に「○○したい」という願望を持たせよう。
・主人公が経験する「○○の旅」を意識しよう。

主人公の旅というテーマに関してはいずれ掘り下げていく予定ですがジョーゼフ・キャンベル『千の顔をもつ英雄』に深いところまで書かれています。
しかし作者は神話学者で創作のために書かれているわけではないので、その点をご理解の上でお読み下さい(※新訳版がおすすめです)。

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ログラインを考える4「主人公にミッションを与える」

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