プロットを考える10「プロットポイント1」

初心者の方はこちらからどうぞ→初心者向けQ&A①「そもそも三幕構成って何?」

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前回は、物語の本質も踏まえて「デス」というビートについて考えました。
今回はアクト1、最後のビート「プロットポイント1」(以降、PP1)です。

PPについては以前にも、一度考えました。(「プロットポイントとは」「小説でのプロットポイント」
主人公を変化させる「旅」の出発地点が「プロットポイント」であり、その位置が映画の約1/4の地点にあることが多いということでした。
1/4までには観客や読者に伝えておかなくてはいけないことがあり、それらのビートをみてきました。

前回のビート「デス」で決断した主人公は「旅」へのモチベーションは充分です。出発するだけです。
PP自体は「扉」や「門」のイメージで表現されます。
家の扉を出たり、電車の改札、飛行機の搭乗ゲートのように、古い世界から出て新しい世界に入ります。
日常から非日常に入るともいいます。

ビートとしてのPPの役割は二つの世界の境界線であるということ。
「旅」に出た主人公は新しい世界を目にします。観客にも楽しんでもらうため演出でも盛り上げます。
その雰囲気をあらわす「Fun & Game」という言葉もあります。

このPPの通過までを第一幕、アクト1と考えます。
PPを過ぎて「旅」に出た主人公は、第二幕、アクト2へと入ります。

またPPはアクト2とアクト3の境界にもありますので、ここでのPPをPP1と呼びます。

★まとめ:
・PPは境界線である。
・PPの前後では世界が違う。
・PPの前をアクト1、PPの後をアクト2と呼ぶ。
・アクト2とアクト3の境界があり、PP1、PP2と呼び分ける。

イルカの音声解説はこちら

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映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
Posted with Amakuri at 2018.11.28
『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』が流行る前のハリウッドでの脚本の教科書といわれるそうです。三幕構成に関する基本的な考え方をつくるには一読することをお勧めします。

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