ログラインを考える2「ラストを決めてテーマを伝える」

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まずは前回のログラインをおさらいします。

A:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
高校生男子が、30年前にタイムスリップして両親の恋をとりもつ。

B:『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
田舎の青年が、お姫様を助けるために師匠とともに宇宙の旅にでる。

C:『トイ・ストーリー』
街ではぐれた二人のオモチャが、家に帰ろうとする。

これらのログラインには結末がありません。
Aでは両親の恋をとりもつが、成功するのかしないのか、また未来に戻ってこれるのかが書かれてませんし、Bでは姫を助けられるのか、Cでは家に帰れるのかがありません。

マンガ連載やテレビシリーズのように人気がさえあれば半永久的につづくものであれば、このままのログラインでかまいません。読者の人気や視聴率が落ちてきたら決着させて、次の展開へ持っていくか、打ち切りにすればいいのです。

しかし、小説でも脚本でもページ制限や時間制限があるものでは「ラスト」を決めて全体の構成を考えることが必要です。そうしなければメリハリがつきません。

A:高校生男子が、30年前にタイムスリップして両親の恋をとりもち、未来に戻ってくる。
B:田舎の青年が、お姫様を助けるために師匠とともに宇宙の旅にでて、勝利をもぎとる。
C:街ではぐれた二人のオモチャが、家に帰り、友情をはぐくむ。

「ラスト」を決めることは「テーマ」も浮き彫りにします。
例えば浦島太郎では竜宮城でもてなしを受けるところで終わっていれば「人助けをするといいことがある」というテーマになるのが、「ラスト」の玉手箱のせいで、なんとも捉えがたい話になっています。

観客はラストを見て、そのストーリーの伝えたかった「テーマ」に結論をつけるのです。

★まとめ:
ログラインに「ラスト」をつけて「テーマ」を考えよう。

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ログラインを考える3「主人公の願望と旅」

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