ログラインを考える補足「ダンカンくんのバット」プロット

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ログラインを考える5「まとめ」の音声解説で話していたネタをプロットに起こしました。ご参考までに。

「ダンカンくんのバット」
 戦後の日本。焼け野原でたくましく生きる子ども達の楽しみは草野球だった。
 両親を亡くした孤独な少年タケシはチームに入りたかった(※「○○したい」=主人公の願望。「ログラインを考える3」で解説)けれど、友達も道具もなかった。
 そんなタケシに気づいたダンカンは木を拾ってきてくれて、これで一緒にやろうと誘ってくれる。バットを二人でつくる。
 そして野球チームに入ることになる(旅の始まり。「ログラインを考える3」で解説)
 ただし野球チームのキャプテンが簡単には許してくれない。球拾い、食べ物の調達、いたずらなどキャプテンから出される試練をこなしていくうちにチームに溶け込んでいく。(※「○○しなくてはいけない」ミッション。「ログラインを考える4」で解説)。
 近所の草野球チームが集まりトーナメント戦が始まる。全4チーム。2回勝てば優勝。優勝チームは空地を優先的に使える権利を得られることになっている。
 キャプテンに認められたタケシはバッターとして出場、チームの勝ちに貢献。ダンカンも喜ぶ。タケシは「このバットでホームランが打ちたかった」と言うと、ダンカンも「タケシなら打てるさ」と。
 決勝戦のため練習に励むチーム。しかしダンカンがやってこない。
 家にいくといない。ダンカンの母親から難病であることを知らされる。
 タケシは見舞いにいく。ダンカンは練習へいけというが、見舞いの方が大切なタケシ。キャプテンからもなぜ練習に来ないのかと怒られるが、ダンカンのことは本人から口止めされている。
 試合前日、ダンカンが手術を拒んでいることを知らされる。タケシはホームランと引き換えに手術を受けるように説得。手術に失敗すれば死ぬかもしれない。
 決勝戦当日。相手のピッチャーの玉が早く、なかなか打てない。チームはピンチの中、タケシがホームランを打てば逆転というチャンス。タケシはホームランを打つ。逆転勝利。
 タケシは報告のためダンカンの病院へ走る。しかし、そこにいたダンカンの母親は涙を流している。手術は失敗だった。
 ダケシはダンカンのバットを折ろうとするが、折れない。ダンカンとの思い出が蘇る。
「タケシならアメリカのピッチャーにも負けない。いつかあいつらをやっつけてくれよ。戦争じゃなくて野球で。それなら俺の父ちゃんや、タケシの両親みたいに死なくていいだろ」
タケシは、バットを握りしめて野球を続けていくことを決心する。(※ラストでテーマを伝える。ダンカンが生きていたらまるきり別のテーマになる。「ログラインを考える2」で解説)。

作:緋片イルカ
作成時間:23分

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