三幕構成の用語解説

読書会で使用している資料です。詳しくは読書会の音声を聴いていただくか、各ページのリンクをご参照ください。

フック:観客の気持ちを惹きつけるもの、要素。

ログライン:「誰が、何して、どうなる」と物語を構造的に要約したもの。

ビート:三幕構成上の要素。楽譜の音符のようにとらえるとわかりやすい。

ビートシート:ビートを一覧にしたもの。ハリウッドでは企画書がわりにも使われる。

●第一幕(アクト1):主人公は日常の世界で暮らしている。そこへ冒険への誘いを受けて「旅」へ出るまで。

「オープニングイメージ」Image1:冒頭でテーマを映像や音楽、アイテムで伝えます。

「ジャンルのセットアップ」GenreSet:コメディやアクションといったジャンルを明確にしておきます。

「主人公のセットアップ」CC:主人公を紹介します。ここまでが主人公の日常の世界です。

「カタリスト」Catalyst:最初の事件が起きます。冒険への誘いともいえます。

「ディベート」Debate:冒険へ出ることに迷ったり、誰かに禁止されたりします。

「デス」Death:危機が迫り冒険を決意します。あるいは禁止がなくなります。

「プロットポイント1」PP1:「門」をくぐり冒険へと旅立ちます。

●第二幕(アクト2):冒険に出た主人公は目的地を目指して進んでいきます。非日常の始まり。

「バトル」Battle:主人公は試練、戦い、ミッションを経て成長していきます。

「ピンチ1」Pinch1:冒険の途中で新しい出逢いがあります。

「ミッドポイント」MP:ここで勝利(あるいは敗北)して「宝物」(リワードReward)を得ます。

「フォール」Fall start:冒険の折り返し。帰り道(帰還)が始まります。あるいは強敵の出現。

「ディフィート or ピンチ2」Pinch2:強敵に敗北(あるいは勝利)します。仲間のイベントが入ることも。

「プロットポイント2」PP2(AisL):主人公の「旅」は終わります。オールイズロストともいいます。

「ダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル」DarkNight:主人公は一時的に迷います。

●第三幕(アクト3):主人公は改めて決断して最終決戦へ挑む。

「ターニングポイント2」BB(TP2):主人公は決断します。ビッグバトルのスタート地点。

「ビッグバトル」:最終決戦。途中ではツイストも入り、ビッグフィニッシュ(Big Finish)で終わります。

「ファイナルイメージ」Image2:エピローグ。結論としてテーマを再提示します。

SNSシェア

フォローする